平成0x29A年 六月
- 06月01日 08:30──監査ログの匂いと、半券の折り目
- 06月01日 22:00──伝染する静寂、応答する遺伝子
- 06月02日 15:20──おばあちゃんの年次攻撃計画
- 06月03日 01:00──改札の向こう、再現されない距離
- 06月03日 12:40──緑の指紋、遠い回線
- 06月03日 19:20──歪む声、テレカの束
- 06月03日 19:50──透明な傘と、解けない認証
- 06月04日 00:00──賽銭箱の下で鳴る認証音
- 06月04日 05:30──メダルの裏、プリンタの朝
- 06月04日 16:50──六月の同期、褪せないチラシ
- 06月04日 18:40──受話器の熱で、署名を知る
- 06月05日 10:40──まだ現像していない空の色
- 06月05日 16:50──量子ロックの窓口、父の手続き
- 06月05日 17:00──アナログに帰る、不穏なサイン
- 06月06日 06:30──菊花紋章のスクランブル・エラー
- 06月06日 07:50──朱肉とグリッドの瞬き
- 06月07日 15:10──モニター越しのデコレーション
- 06月09日 07:00──現像袋の口を結ぶ
- 06月09日 10:00──公衆電話と、微かな揺らぎ
- 06月09日 16:20──磁気の裏側、代理人の沈黙
- 06月09日 23:50──錆びたポストと、五分間の組閣
- 06月12日 06:30──六時半の監査、感光紙のにおい
- 06月12日 18:50──朱肉の監査とメダルの残響
- 06月13日 14:30──巻き戻る観光案内、空中に浮かぶ午後
- 06月15日 05:40──砂嵐の終わり、指先に残る黒い帯
- 06月15日 06:00──半券の灰、センサーの朝靄
- 06月15日 07:40──鍵束と、同期の綻び
- 06月15日 11:50──通帳の溝、苗の脈
- 06月15日 14:30──黒い筐体の唸り、湿った感熱紙
- 06月15日 18:40──現像されない袋の記憶
- 06月16日 06:40──磁気カードの残数、微かなオゾン
- 06月16日 15:00──ピンクの札と、五分間の施し
- 06月18日 09:30──再起動、あるいは六月の各駅停車
- 06月19日 04:30──磁気定期と触覚の署名
- 06月19日 21:50──代理人の声、契約の隙間
- 06月21日 17:20──緑の電話機、氷の閣議
- 06月22日 12:10──利息の出ない昼休み
- 06月22日 20:10──監査灯の下で折れない紙
- 06月23日 19:00──写ルンですの裏に、炭素の帳簿がある
- 06月26日 13:20──複写伝票の裏、シャトルは沈黙する
- 06月26日 18:20──交差点の静止画
- 06月27日 00:40──MDの旋律、観光案内所の夜明け前
- 06月28日 06:20──朝焼けの窓口、磁気インクの残り香
- 06月28日 10:00──雨色のシャッター、署名は指先で
- 06月29日 06:00──銀色の円盤、母のいない六時
- 06月29日 11:30──プリクラのフラッシュが消えたあと
- 06月30日 14:50──黒い磁気テープの断末魔、あるいは再同期の午後