平成0x29A年 七月
- 07月01日 04:00──反射する虹の円盤、代理の声が止むまで
- 07月01日 20:40──茅の輪くぐりのチェックサム
- 07月02日 04:00──蛇口から漏れる閣議決定、あるいは四時四分の独裁
- 07月03日 08:20──合成肉の味、ビニールの手触り
- 07月03日 13:50──赤い丸と黒い点のあいだ
- 07月04日 03:50──午前三時のFAX、書き換えられない避難経路
- 07月05日 20:20──砂嵐の連絡網、署名は蓮の声で
- 07月06日 19:00──現像袋の口を、まだ閉じない
- 07月07日 16:00──湿った配管、虹色の回転数
- 07月08日 07:30──砂嵐の向こうの署名
- 07月09日 15:30──十五時三十分、ノイズの向こうの14106
- 07月09日 19:40──サブスク未払いの夏、あるいは叔母の沈黙
- 07月10日 04:50──充電切れの群れ、回覧板は朝を待つ
- 07月10日 08:10──朝の特売、誤接続された署名
- 07月10日 19:00──紙札の番号で、夜がほどける
- 07月10日 22:50──磁気の残り香、午後十時のデジタルツイン
- 07月10日 23:40──ノイズの解読、あるいは七月の青い感熱紙
- 07月11日 02:50──磁気と菊花の読み飛ばし
- 07月11日 04:40──四時四十分、ルータ室の湿度
- 07月11日 21:00──稲穂の芯に、静かな紋章
- 07月13日 04:30──砂嵐の連絡網と、午前四時半の不在証明
- 07月13日 13:30──窓口三番、差分は通らない
- 07月14日 04:00──午前四時のグリッド、地図にない告白
- 07月15日 09:40──磁気カードの消える朝に
- 07月15日 10:30──充電残量と、停まったままの浮橋
- 07月16日 22:10──夜の水耕棚と、検査中の母
- 07月17日 00:20──群れは夜更けに走り、フィルムは眠る
- 07月17日 18:00──避難所B-4、生存者一名を追加します
- 07月18日 15:40──倫理検査室の紙の匂い、継がれなかった周波数
- 07月18日 22:00──群れの座標と、空席の隣
- 07月18日 23:00──代理の声、閉店後の棚卸し
- 07月19日 20:10──スナップショットの隙間、回覧板の署名
- 07月19日 21:00──きらめく光の校正じかん
- 07月20日 05:10──未明のニッケル、揺れる利息
- 07月20日 05:40──兄さんの知らないメロディ
- 07月20日 07:00──MDは空転し、水門は黙る
- 07月21日 09:40──磁気ラベルの残響、あるいは九時四十分の書き換え
- 07月22日 07:40──出席番号が二つある朝
- 07月24日 08:30──伝票の角が丸くなる朝
- 07月24日 14:30──青い光の残響、あるいは一・五ボルトの救済
- 07月24日 18:40──鍵束の重さ、夏の階段
- 07月24日 23:40──朱肉のにおいが乾くまで
- 07月25日 01:40──電話帳の余白に、夜が座る
- 07月25日 21:10──レジンの粉と、代理の座標
- 07月26日 14:00──鍵束が鳴る、訓練区画B
- 07月27日 01:30──真夜中の電圧降下と、システムの呼吸
- 07月27日 05:40──周波数の隙間、夜明けの着信
- 07月27日 23:30──境界線のフーガ
- 07月28日 10:30──照合エラーの夏、あるいは書き換えられた背番号
- 07月28日 17:20──乱数錠のノイズ、夕暮れの再生ボタン
- 07月29日 04:00──夜明け前の水圧と、紙の二重署名
- 07月29日 15:00──連絡網の末尾に、署名は待つ
- 07月29日 15:10──青空の不整合、一〇〇円の真正
- 07月29日 15:50──緑色の受話器に、きみの声は降らない
- 07月30日 20:20──夜間飛行プロトコル
- 07月31日 14:00──停まったままの交差点
- 07月31日 20:30──回覧板は、クラウドに載らない