平成0x29A年 三月
- 03月01日 08:00──テレカの残度数、届かない荷物
- 03月01日 22:10──景品の翼、カードの残骸
- 03月01日 23:50──地図の隅、翻訳できない筆跡
- 03月02日 17:30──夕暮れの配水管、承認は下りない
- 03月03日 12:10──テープが回る、昼下がりの不在
- 03月03日 21:00──三月三日、監視室の秒針
- 03月04日 02:40──磁性層の裏側、夜半のパッチ
- 03月04日 19:30──充電切れの施政方針演説
- 03月04日 22:40──夜の館に、鍵束が鳴る
- 03月05日 01:00──深夜一時の再履修
- 03月05日 19:40──改札に響く異邦の言葉
- 03月05日 20:50──乾いた光と、5分間の配線図
- 03月06日 18:20──壁時計が止まる部屋で
- 03月07日 09:30──観光案内図の角で鳴る送信音
- 03月07日 23:20──フロッピーディスクと、代理の不穏な囁き
- 03月08日 01:50──メダルの重さ、夜明け前の分別場で
- 03月08日 18:10──深夜ラジオと裏道の閣議
- 03月09日 05:10──ガス検針票の裏、あなたの分散座標
- 03月09日 10:50──ノイズの向こう、姉の声
- 03月09日 15:10──ポケベルが鳴る、人格の境界線で
- 03月10日 13:40──回覧板の余白に咲く
- 03月11日 16:00──月曜の採血、巻き戻しの音
- 03月12日 07:40──コピー機の鼻歌、バス停のない朝
- 03月12日 12:30──待合室の熱、代理の沈黙
- 03月12日 19:10──記憶の終端、通帳は閉じて
- 03月13日 17:20──残像の改札、署名は届かず
- 03月14日 12:00──光磁気ディスクに焼かれた、翻訳不能な春の嵐
- 03月15日 01:20──錆びた脈動と、単三の残響
- 03月15日 15:10──露光する署名、あるいは直立するキュウリ
- 03月15日 20:00──あなたのための非倫理
- 03月17日 18:00──プリンターが吐く春巻きと、来訪者の着信音
- 03月17日 18:50──仕分け場の遺物、更新されない記憶
- 03月17日 22:00──緑の受話器、あるいは二二時の不在通知
- 03月18日 01:50──匂いのない廊下で、署名が待つ
- 03月18日 08:00──紙の記憶、代理の残響
- 03月18日 16:40──通帳の行間、教室のざわめき
- 03月19日 11:30──端子の埃を吹き飛ばす日
- 03月20日 10:20──スタンプ三個、閣議は一回
- 03月20日 12:40──磁気ストライプの摩耗、12時40分のノイズ
- 03月20日 17:30──夕暮れのクリックホイール
- 03月21日 03:40──ノイズの海、カーボン複写の波打ち際
- 03月21日 10:00──コピー機の前で、春分の署名が詰まる
- 03月21日 19:20──三月の記帳、回転する春の歌
- 03月21日 23:50──駐輪場に残された、誰かの五分
- 03月22日 07:00──海老名SA、午前七時の演算と小さな嘘
- 03月22日 14:50──誤訳されるクリックホイール
- 03月24日 10:50──電話帳の向こう、地図の折り目
- 03月25日 07:10──紙札の匂い、ゼロ距離で
- 03月25日 11:00──どんぶり一杯の生活証明
- 03月25日 16:10──ざらつく指、滑らかな双子
- 03月26日 22:10──荷札の裏、紙の座標
- 03月27日 13:10──畝の向こう、平成の残響
- 03月28日 05:50──景品のVHSと、解けない鍵の朝
- 03月28日 07:10──早朝七時十分のローカルルール
- 03月28日 13:30──紙詰まりの午後、量子の鍵穴
- 03月29日 13:50──ベランダのPS2と、押印の影
- 03月29日 17:10──感熱紙に滲むアンペアと、夕暮れの配線図
- 03月31日 00:10──終電のあと、ポケベルが鳴る
- 03月31日 03:50──感熱紙のノイズ、あるいは春を待つ電池