平成0x29A年 一月
- 01月01日 14:10──元日の不在票と、五分間の緊急署名
- 01月03日 02:30──灰色のカセット、代理の沈黙
- 01月03日 11:40──現像袋から漏れる光、避難経路の上書き
- 01月03日 19:50──夜のリハビリ室に群れる光
- 01月04日 03:10──夜三時のテレカ、白衣のポケット
- 01月04日 19:20──エコーMAX、午後七時二十分の総理大臣
- 01月05日 15:20──ブラウン管の温度、充電池の記憶
- 01月06日 10:20──バックヤードの匂い、アルゴリズムの隙間
- 01月08日 04:30──04:30の不整合、あるいは擦り切れた磁気テープのノイズについて
- 01月09日 01:30──フロッピーに残る利率、午前一時の窓口
- 01月09日 02:30──感熱紙の神託、深夜二時半の回線
- 01月09日 15:40──更新保留:母の小言と1.44MB
- 01月09日 23:10──使い捨ての夜景、CD-Rに焼けない祈り
- 01月10日 22:20──プリクラのゴースト、ポケベルの鼓動
- 01月11日 10:00──半券のざらつき、量子署名待ちの廊下
- 01月11日 15:20──連絡網の末端で、鳥居が光る
- 01月11日 17:50──放課後のハッシュ値、あるいは一月の停滞
- 01月11日 18:10──メダルの残高が尽きるまで
- 01月12日 00:30──平成のカセット、解き放たれたコード
- 01月12日 05:40──色褪せた笑顔の最終意思
- 01月12日 06:10──磁性体の重さ、レジの向こう
- 01月13日 05:00──壁越しの声、朝五時の電話帳
- 01月13日 12:50──フレーム越しの官邸承認
- 01月13日 19:30──匂いの残高、光の落書き
- 01月14日 06:10──端子の錆と、透明な雨宿り
- 01月15日 23:50──零時のアクセスキー
- 01月16日 02:50──夜明け前の検針票、土の匂いは課金制
- 01月16日 23:20──父の地図、インクの滲むバイパス
- 01月17日 06:40──空っぽの夢に、あなたの匂い
- 01月17日 11:50──見えない糸と、まどろみの閾値
- 01月18日 05:30──メダルが零れる、教室のAR
- 01月18日 12:10──デジタルツインに刻まれた、微かな余白
- 01月19日 10:20──三が日の、切手とCPU
- 01月21日 06:50──未払い残高の地図、朝霧のバス
- 01月21日 09:50──錆びた電圧計と、折込の願い
- 01月22日 11:40──窓口の硝子に残る丸い跡
- 01月22日 15:00──安定という名の亡霊
- 01月22日 23:10──VHS巻戻し教習、署名が通らない夜
- 01月23日 20:30──濾過されるドクトリン、あるいは磁気券の擦れる音
- 01月24日 15:20──演算の裏窓、景品の微光
- 01月25日 02:20──認証エラー、あるいは薄れる記録
- 01月25日 05:40──乾いた契約、電池の証人
- 01月25日 06:20──巻き戻しの指が覚えている
- 01月25日 08:20──水紋と、朝の署名
- 01月25日 14:30──黄金の端子、五分の執政
- 01月25日 21:10──九十八パーセントの善意
- 01月26日 02:10──ノイズは差出人不明
- 01月26日 21:00──公衆電話の向こう、年賀状の裏に残る体温
- 01月27日 00:30──センター問い合わせの長い夜
- 01月27日 12:40──教室の隅でパケットロスを拾う
- 01月27日 12:40──回覧板の署名、代理エージェントの皮肉
- 01月27日 17:00──ノイズの向こう、妹の告白
- 01月28日 06:20──壁越しのニッケル水素
- 01月28日 12:40──雨の窓口、量子と景品の狭間で
- 01月28日 16:00──判を押す音は、ばあちゃんの声
- 01月29日 08:50──非互換性の証明
- 01月29日 09:20──折れ線グラフは走らない
- 01月29日 19:40──残像のメダル、カレンダーの余白
- 01月29日 20:30──選曲不能の第302号室
- 01月30日 03:40──通帳の湿気、配電盤の沈黙
- 01月30日 07:20──プリクラの中の祖母、バス停の外の朝
- 01月31日 02:30──供物台のVHS、夜明け前の氏子帳
- 01月31日 07:30──量子錠の奥、露光された希望