平成0x29A年 四月
- 04月01日 01:10──回覧板は午前一時に届く
- 04月01日 03:30──防災袋の底で鳴るもの
- 04月02日 05:40──コマンド入力は閣議に優先する
- 04月02日 09:30──単三電池の山と、消えないマジック
- 04月02日 15:20──四月の画鋲と、量子もつれのテレホンカード
- 04月03日 19:00──センター問い合わせの夜、沈丁花は香る
- 04月04日 12:40──再同期、微かなノイズの向こう側
- 04月04日 20:50──磁気の通らぬ夜、お焚き上げの列に並ぶ
- 04月05日 04:00──ディスク棚の奥、失われた署名
- 04月05日 16:00──四月の巻き戻し、カレンダーの釘穴
- 04月05日 16:10──メダルの重さで照合する
- 04月07日 05:10──四月七日、始発前のゲーセンで
- 04月08日 21:40──指先の砂、兄の知らない署名
- 04月09日 02:10──水圧計の針は、夜を指す
- 04月09日 17:00──公衆電話と偽りの署名
- 04月09日 19:50──あなたのデータは角砂糖のケースに
- 04月10日 13:40──検針票の裏に、永遠を記して
- 04月11日 04:00──四時の共用廊下、巻き戻しの音
- 04月11日 06:30──神域のレガシーコード
- 04月11日 07:10──通帳の残高と、公園の軋み
- 04月11日 07:10──早朝のコピー機、薄れる血の記憶
- 04月12日 05:30──銀色のノイズ、捲られない暦
- 04月12日 13:40──114106は規定動作です
- 04月13日 00:50──通帳に残る、父のドット絵
- 04月14日 02:50──午前二時五十分の電子玉串
- 04月14日 13:00──真鍮の重み、磁気テープの震え
- 04月14日 19:50──窓口番号は、まだ呼ばれない
- 04月14日 21:40──暗室の手順、赤い光の余韻
- 04月15日 04:50──午前四時五十分のデータ・レスキュー
- 04月15日 18:40──届かない荷札、夕焼けのカーボン
- 04月17日 07:40──磁気の朝、手首にひとつ
- 04月17日 09:10──紙の地図が示す、継承されない水源
- 04月17日 18:00──磁気テープの墓標、あるいは五分間の特権
- 04月17日 20:00──銀塩の通帳、パッチの隙間に咲く父
- 04月18日 02:00──深夜二時の赤、あるいは光磁気ディスクの円環
- 04月18日 06:10──感光する朝、複写される体温
- 04月18日 08:00──八時の針が鳴る場所
- 04月19日 00:50──量子錠の夜、自転車の鍵が開かない
- 04月19日 08:30──シンクロするレガシー
- 04月20日 04:00──年賀状の裏に、時間貸しCPUの残響
- 04月20日 17:50──銀色のスペーサー、夕凪の周波数
- 04月20日 22:50──プリクラの光が消えるまで
- 04月21日 02:40──夜間補講、通帳のインクが乾くまで
- 04月21日 06:40──半券を挟んだ四月
- 04月21日 08:20──君が忘れた匂いの届け先
- 04月21日 15:00──真鍮の円盤と、届かないハッシュ値
- 04月21日 18:40──窓口17番、補助データは更新されない
- 04月22日 09:00──朝九時のリクエスト、回転する光磁気
- 04月22日 10:20──シールの剥がれた午前、噴水の見える場所で
- 04月22日 18:00──薄れる自己、紙のポイントカード
- 04月23日 06:00──着信音が響く廟堂、承認されない朝課
- 04月24日 00:10──朱肉の月次締め
- 04月24日 14:10──巻き戻しのない車窓
- 04月24日 19:00──地図帳に折られた五分間
- 04月24日 19:50──ポイントカードは、カセットテープの残響
- 04月26日 18:20──電池の棚、データの隙間
- 04月26日 21:10──半券の裏で、更新待ち
- 04月26日 21:50──垂直農場のコイン・トス
- 04月28日 02:00──雨上がりの料金所、更新待ちの助手席
- 04月28日 03:40──停止した姉と、残された光ディスク
- 04月28日 03:40──午前三時のVHSと脳波
- 04月28日 05:30──現像袋の朝、紙地図の角
- 04月29日 11:10──四月二十九日の控え室で鳴るもの
- 04月30日 17:10──水道メーターの横で笑う
- 04月30日 18:40──使い捨てカメラの残像、eペーパーの無言
- 04月30日 18:50──記録のズレは自腹で埋める